大家マージでは、大家という立場を生かして被災者の方へ何かできないかと考えた結果、アパートへの3ヶ月無償貸与という結論に達しました。
現在は、プ・ルームセトゥルの1階の部屋を提供できます。詳しくはお問い合わせください。
照明についての発端は、再婚したことですね。
これで、わかる人がいたら超能力者でしょう。簡単に言えば妻の意見ということになります。
実は、妻の父親は建築士で、大学を出てからは吉村順三さんの事務所にて働き20年ほどしてから独立してその後もずーっと設計事務所を営んでいます。
そんな彼の建てた家には「蛍光灯」が一つもない!当然妻も蛍光灯の存在は知っていてもそれが家にあるというのが実感がない状態で育ったということになります。
一般的な家庭というか自分の家ではむかーしむかーしは裸電球がひとつ(これはさすがに覚えていませんが親から聞きました)。その後蛍光灯の器具が部屋の真ん中の天井からぶら下がっていました。それも最初は30ワット(以下30W)が2灯重なるようについていて、ひもを引っ張ると2つ点いて、とても明るく感じた覚えがあります。
もちろん、もう一度ひっぱると1つになって、さらに引くと豆電球、で最後が消灯となるわけですよね。 その蛍光灯がペンダントタイプと言って天井から吊り下げるタイプだというのも最近になってしっかり認識した程度です。ペンダントタイプもどんどん進化して、30W+32Wタイプを経て、32W+40Wやら3灯、4灯になったり、インバーターを積んでチラつき感がなくなるようになったり、蛍光管自体もスリムになったりといろいろな商品が出てますね。
最近ではシーリングタイプと言って天井(シーリング=天井という意味)に直接付けるタイプが主流になってますね。少し前まではペンダントタイプと同じようにひもで引っ張る操作がほとんどでしたが、この頃はリモコンが多いですね。
さて、妻がアパートの部屋にあるペンダントタイプの照明を見て、 「この照明はダサいから捨てて!」 と言ったところから話が始まったわけです。理由は今となっては上記のことで分かりはするのですが、最初に聞いたときは「何言ってんだこの女!」状態です。
蛍光灯の利点は、消費電力が少ない割に明るい。という一点に集約されるでしょうか?熱くないとかいろいろありますが、まあそんなところでしょう。
この、明るいというのがまず始まったのです。
「部屋全体をそんなに明るくしてもしょうがない、のっぺりした印象になってしまう。全体は照度を落として明るくしたいところには補助照明を付けると、陰影のある素敵な部屋になるよ。」
そして、料理の話に 「蛍光灯はお料理がまずく見える、ちゃんとしたレストランでは蛍光灯は使っていないでしょ!」
ふーむ、まあそういえばそうだなあとは思うのですが、こちらはこちらで蛍光灯でガンガン明るくという生活が基本だったのです。なかなか、一気には切り替わりません。今思えば、自分の頭などの影で、手暗がりになることはありましたね。これは1灯照明では避けがたいことでした。
ちなみに写真をよく撮るのですが、最近デジカメになって対応できるようになった機能にホワイトバランス(WB)というのがあるのです。ここでは詳しくは書きませんが、簡単に言うと光源の種類によって色温度が異なるので、それに応じて白いものが白く写るように設定するということです。
蛍光灯と白熱灯(いわゆる電球)ではほんとに色味がちがって、確かに蛍光灯下では料理がまずそうです。
白熱灯はオレンジっぽい光で、蛍光灯は青っぽい光です。色の効果はすごく大きくて、青白いものはまずく見え、赤っぽいものはおいしく見えるのです。これほんとですよ、試してみてください。
もっとも、蛍光灯にも色味の違いがあって、電球色タイプもあります。ただ、スペクトルというプリズムに通してみた場合には、白熱電球とはずいぶん違います。
言い遅れましたが、妻の実家では蛍光灯ではなく、白熱灯の器具を使っています。ペンダントタイプの白熱灯や、ダウンライトという、天井埋め込みのものなどですね。
白熱灯の良いところは、料理がおいしく見えるのほかに、その色味からくる暖かい感じ、雰囲気の良いところでしょうか。また安いというのも言えますね。ホームセンターでは2個入りで100円とかでも売ってます。蛍光灯では丸いタイプが400円ぐらいでしょうか。
もちろん、悪いところもありますね。まずは明るさに比べて消費電力が多い。車でいえば燃費が悪いとなります。その欠点を付かれて電球型蛍光灯やLED照明に変わりつつあります。また、寿命が短い、さらに熱いというのも意外と欠点といえるでしょう。
LEDについては、色味の調整も自由自在で、消費電力の少なさ、寿命の長さ、形もかなり自由になるようですし、今後の主役となるかもしれません。ただ、当初の値段よりもずいぶん安くなってきましたがまだまだ高いです。これ書いている時点で1個1,600円ぐらいが最安値でしょうね。おいそれと変える気にはならない値段ですね。千円切ったら考える人も多くなるのではないでしょうか?
と、まあいろいろあるのですね。光源とすると他にも水銀灯やら有機ELとか家庭ではあまりなじみのないものもたくさんありますが、今までにあげた3つぐらいが普通に使われるものでしょうね。たまにハロゲン球などがありますが、白熱灯の1種ですね。
さあ、しばらく光源の話をしてきましたが、さてここから本題です。なんて、長い前ふりなのでしょうか!
で、うちのアパートの照明です。 これもリフォームするたびにいろいろなことを試してきてますので、初期に手がけたものは今思えば・・・ということも当然ありますがその辺は進化の過程ということで仕方ないでしょう。
続きは『照明のこだわり』にて。
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